違和感を社会につなぐ

 

私たちがジェンダーに基づく差別などの被害を受けたとき、その被害を「不幸な出来事」などとしてみすごすのではなく、不当だと感じることが大切です。

違和感を感じる人も増えてきていると思いますが、世の中では違和感を感じる方が悪いと思わせる力も働いています。法律上もっている権利について具体的な知識を身につけることは簡単ではありませんが、1人で頑張らなくてもいいのです。

使える情報や支援体制、相談窓口も増えています。自分の受けた被害を権利侵害として認識して対応することで、「個人の違和感」という私の問題が「社会の規範に対しての侵害」という公の問題に普遍化されます。例えば、性犯罪でよくみられる「暗い道を1人で歩くのが悪い」など被害者への非難を否定し、権利侵害そのものを問題視することでもあります。
権利侵害について理解が深まると、法律の足りないところ、活用しにくいところなどが見えてきます。

現在、八王子では、ジェンダー平等に関する条例を制定しようとしています。

今年4月に素案(八王子市男女共同参画社会を実現する条例)が示され、パブリックコメントが行われました。素案では、ジェンダー平等を推進していく上で重要な審議会や苦情処理機関について条例では定めず、市規則に委ねるとしています。それに対し条例で規定すべきとの多くの市民からの意見が出されました。

6月議会の一般質問で私も取り上げましたが、これからパブリックコメントへの市からの回答が示され、条例案が出されます。市民の利益を最大限尊重し人権が保障される条例である必要があります。

ぜひみなさんも市の回答に注目してください!